納骨堂と宗派について

納骨堂の運営元により異なる宗派

納骨堂を運営している団体はさまざまですが、多くの場合、特定の宗派に属す宗教法人によって運営がされています。

これらの宗教法人の中には、その宗派を信仰していた人の遺骨しか受けていないところもありますが、近年では宗派問わず遺骨を預かっているところが多くなっています。

このことから、納骨堂を利用する場合は念のため宗派を確認しておくのがよいでしょう。

寺院内にある納骨堂と宗派

納骨堂を運営している団体として特に多いのが何らかの宗派に属するお寺です。

お寺が運営する納骨堂は宗教色が特に強いため、その宗派に属する人しか利用できないと考える方も多いですが、近年では宗派を問わないこととしているお寺が多くなっています。

ただし、供養方法や管理方法にはその宗派独自のやり方があることもあるため、それらの方法にこだわりがある場合は、お寺以外の団体が運営する納骨堂を利用したほうがよいでしょう。

民営霊園にある納骨堂と宗派

納骨堂の中には特定の宗教に属さない法人が運営しているものもあります。

その多くは民営納骨堂と呼ばれ、多くの場合民営霊園と併設されています。

このような民営納骨堂は極端にいってしまうと金銭的な利益を得ることが主な目的であるため、宗教や宗派を問わず、だれもが納骨堂を利用できるようにしていることがほとんどです。