永代供養とは

永代供養を選ぶ理由
人が亡くなるとその親族はお墓参りを兼ねてお盆などに定期的にお墓を訪れることで、お墓自体の管理も行うこととなります。
しかし、親族が遠方に暮らしているためお墓の管理が難しかったり、そもそもお墓を管理してくれる親族がいない方の場合、墓地全体を管理するお寺によってお墓の管理も行ってもらうことができます。
このようなお寺側によってお墓を管理することを永代供養と呼び、昨今では多くの方がこの供養方法を利用しています。
合祀と個別供養
お寺が行う永代供養は合祀と個別供養の2通りに分けることができます。
このうち合祀とは、ほかの遺骨と一緒に供養する方法で、料金は割安となります。しかし、後で遺骨を取り出したり、改葬することが不可能となるという点は覚えておかなければなりません。
一方で個別供養は、ほかの遺骨と一緒にせず、個別で供養をしてもらえるため、後になって取り出し、改葬することも可能です。
よって、永代供養を利用する場合は将来のこともよく考えておきましょう。
永代供養方法とは
永代供養の「永代」という言葉は、「未来永劫に」という意味ではなく、永代供養を依頼しても、永久にそのお寺が遺骨を管理してくれるわけではありません。
そのため大前提として永代供養方法は永久に行われるわけではないという認識をしておく必要があります。
また、その期間としては33回忌を目途としているところが多く、この時期を過ぎるとそれまで行われていた方法による永代供養が行われなくなることが多いため注意が必要です。