次男はお墓どうする?
分家して新しくお墓を建てるのが一般的
一般的にその家のお墓に入ることができるのは長男とその配偶者、およびさらにその長男となっています。
そのため、通常通りの習わしに従う形であれば、次男はその家のお墓には入れないこととなります。
このことから、次男は分家として新しくお墓を建てるのが一般的です。
一方、最近ではこの習わしに従わず、自由にその家のお墓を使用するというケースも増えており、必ずしも長男しか入ることができないという慣習に従う必要はありません。
永代供養などの選択肢もある
次男は必ずしも分家として新しいお墓を建てなければならないということはなく、別の方法でお墓を確保することも可能です。
例えば主にお寺が受け付けている永代供養では、個人で申し込み、自身の死後は継続してお寺に遺骨を管理してもらうことができます。
また、この永代供養では33回忌を目途として合祀に移すこととなっていることが多く、子どもがいないなどの理由から自身の死後にお墓を管理することができないといったケースでも有効な選択肢といえます。
本家のお墓に入ることは可能か
次男が本家のお墓に長男らと共に入るためには、そのお墓の所有者である親や長男の承諾を得る必要があります。
逆にいえば親や長男の許可さえ取れれば次男でもお墓に入ることはできるため、そのハードルは決して高くはないといえるでしょう。
また、本家のお墓に入れるかどうかは家族構成も大きく関係し、例えば長男が独身なのに対し、次男が結婚して子どももいる場合、将来的なお墓の管理を次男の子どもに託すという目的から、次男はより本家のお墓に入りやすくなります。