墓じまい・改葬・お墓の引っ越しとは

少子化で墓じまいが増えている

少子化が進む日本では自分の代で家系が途絶えるというケースも多くなっているので、生きているうちに墓じまいをするというケースもまた多くなっているようです。

これらのケースは今後少子化が進むとさらに顕著になることが予想されるため、先祖代々続くお墓を荒れ果てた状態にしないためにも、適切な対策をしておくことがお墓の所有者には求められます。

そのためには墓じまいを行ってくれる業者の目星をあらかじめつけておくのがよいでしょう。

改葬・お墓の引っ越しの際には墓じまいが必要

墓じまいが必要になるケースとしては改葬を行うケースも挙げられます。

改葬とは最初に行った方法とは異なる方法で再度遺骨を葬ることで、一度お墓に納めたお骨を取り出し、海洋散骨をするケースなどはその一例として挙げられます。

また、転居に伴って転居先で新たにお墓を購入するケースや、複数のお墓をひとつにまとめるなどの理由からお墓の引っ越しが必要になるケースでも古いほうのお墓は墓じまいをする必要があり、同様に墓じまいを行ってくれる業者を探さなければなりません。

墓じまいの流れ

墓じまいは勝手に行ってしまうとトラブルに発展する可能性があるため、最初に関係のある親族に相談をし、了承を得るようにしましょう。

続いてお墓のある墓地や霊園の管理者に墓じまいをしたいという旨を伝えておきましょう。

また、遺骨を別の場所に移すためには「改葬許可申請」が必要となるため、市町村へ届けるようにしてください。

これらの手続きが完了したら墓じまいを行ってくれる業者に連絡を取り、遺骨の取り出しや墓石の撤去などを行ってもらいましょう。