合祀(合葬)とはどのような埋葬方法なのか?特徴をご紹介
他の人の遺骨と一緒に埋葬するのが合祀(合葬)
一般的なお墓は一つのお墓につき一人の遺骨が埋葬されます。しかし、他の人の遺骨と一緒に埋葬する方法があります。
それが、合祀、または合葬と呼ばれる方法です。
合祀は一般的なお墓を管理する人がいない場合やお墓参りに行けない人のための埋葬方法であり、費用を安く抑えつつ寺院や霊園などに管理してもらえるのが大きなポイントです。
合祀(合葬)は一度やったら個別の骨壺には戻せない
合祀には様々なメリットがありますが、合祀を一度行ってしまうと改葬することができません。
合祀が行われると他の人の遺骨と一緒に埋葬されてしまうので、改葬したいと思ってもどれがどの遺骨か判別することは不可能です。
つまり、個別の骨壺に戻すことができないことから改葬したくてもできないのが合祀の大きな欠点だと言えるでしょう。
合祀(合葬)のメリット
合祀のメリットは、個別にお墓を用意して埋葬するよりも圧倒的に費用が安く抑えられること、そして散骨するわけではないのでお墓参りにも自由にできることが挙げられます。
一般的にお墓を建てる場合だと個別に専用のお墓を建てるので総額費用が高額になりやすいですが、合祀簿は他の人の遺骨と一緒に埋葬されるので総費用が安く済ませられます。
合祀(合葬)のデメリット
一方でデメリットとして挙げられるのが、赤の他人の遺骨と一緒に埋葬されること、合祀された後は遺骨をどうにもすることができなくなることです。
特に合祀は費用が安く済むとはいえ、埋葬されるのは赤の他人の遺骨と一緒になります。
改葬も返却も取り出すこともできないのは仕方ないとはいえ、赤の他人の遺骨と一緒に埋葬されることに抵抗がある人もいるでしょう。