「納骨堂」よくあるトラブル
使用期間がありその後合葬されてしまう
納骨堂では安置しておける遺骨の数に限度があるため、預けた遺骨をいつまでも堂内においてもらうことはできません。
そのため、あらかじめ堂内においておける期間が決められており、その期間を過ぎるとほかの遺骨と合葬している納骨堂もあります。
しかし、このような期限があることを忘れているといつの間にか合葬されてしまい、トラブルに発展するケースもあるようです。
納骨堂の建物の老朽化や火災のリスク
納骨堂の中にはお寺の敷地内にあるものもあります。
このような類いの納骨堂は木造となっていることが多く、火災による焼失リスクが高いという問題もあります。
また、このような納骨堂は老朽化していることも多く、天災によって倒壊などしてしまうと中に納めていた遺骨の判別が難しくなり、同様にトラブルに発展するケースもあるようです。
納骨堂を離れる際の離檀料の請求
改葬をする際に遺骨を預けていたお寺に支払わなければならなくなることがあるのが離檀料です。
このお金はお寺の檀家になっている方などが請求されるため、お寺以外の団体が運営する納骨堂を利用していれば請求されることはないものの、お寺によっては高額な料金設定をしていることもあり、あらかじめ詳細な金額を確認しておく必要があります。
トラブルになる前に注意したいこと
納骨堂の利用に伴って生じるトラブルの多くは、利用を決める際にしっかりと料金設定などを確認しておけば防げるものです。
そのため、トラブルを避けるためには、近くにあるからといった安易な理由で遺骨を預ける納骨堂を決めてしまうのではなく、複数の納骨堂を比較し、将来の改葬の可能性なども考慮しながら、最もよいと思えるところを選ぶのが重要です。